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事例インタビュー

チームとして課題を共有し並走した
地方銀行サイトの大規模リニューアルプロジェクト

  • 金融機関
  • CMS
  • ウェブサイト

案件概要 地方銀行のウェブサイトの大規模リニューアル。前回のサイトリニューアルから約8年が経過したタイミングで大幅なリニューアルを行なった。サイトが古くなってきただけでなく、コロナ禍でネット利用が増えたことで「より使いやすいUI」や「来店不要でウェブ上で完結できる利便性」を求めるユーザーの声も高まり、銀行からの発信もより求められるように。デザインや機能が今の時代のニーズに応えきれなくなってきたため、今回のリニューアルを実施。

サマリー

銀行からの発信にはこれまでもCMSを導入していたが、内部で使える人が多くはなく、更新は限定的だった。よりスピーディに情報発信をしていきたいという強い要望に応えるべく、ヘッドレスであるマイクロCMSを導入。シンプルでわかりやすい管理画面で気軽に更新ができるようになり、更新回数が大幅アップ。銀行からの発信力が高まった。

株式会社OTOSOプロジェクトマネージャー松田 様

コロナ禍を経てウェブで完結する利便性が求められ、
より使いやすく、発信力のあるウェブサイトへと刷新

初めに、どのようなプロジェクトだったのか教えてください。

松田:某地方銀行様のウェブサイトリニューアルを一緒に行いました。前回のサイトリニューアルから約8年が経過したタイミングでリニューアルをすることになりました。コロナ禍でネット利用が増えたことで「より使いやすいUI」や「来店不要でウェブ上で完結できる利便性」を求めるユーザーの声も高まっていたため、デザインや機能がニーズに充分に応えきれなくなりつつありました。

これらのニーズに応えるために銀行様からご依頼をいただき、今回のリニューアルを実施したという経緯です。

その中でエフ・クルーズの担当部分は?

山口:サーバ構築とマイクロCMSを用いたシステム開発です。体制的には私がメインプログラマー、バックアップがもう一人いて二人体制でした。

エフ・クルーズに依頼した理由は?

松田:私個人としては初めてでしたが、会社としてはかねてよりエフ・クルーズさんといろいろな案件をご一緒させていただいていました。頼りになるシステム会社と以前から聞いていたので、不安は全くなかったんですが、社長さん自ら開発に関わっていただくということで恐縮はしていました(笑)。

エフ・クルーズとしては、この仕事が来た時の印象はどうでしたか?

山口:最初は「わーい仕事くれた」ですかね(笑)。真面目に答えると、フロントエンド色が薄い案件を多めにやっているので、フロントの仕事ということでちょっと楽しみだと思いました。

ファーストリリースでの想定外の不具合も
素早い対応と丁寧な説明で乗り越えられ、信頼が増した

もともと抱えていた解決すべき課題はどういう部分だったんでしょうか?

松田:久しぶりのサイトリニューアルで、UIもUXも一新しなければいけない、ゼロから見直す、といった形でした。銀行側の強い要望でお知らせなどの動的な部分を自らスピーディーに更新できるようにしたい、というものがあったので、今回CMSを導入することにしました。以前もCMSは導入していたんですが、なかなか使いこなせなかったという課題があって。「使いやすくシンプルなCMS」がというのが大きな要件としてあったと思います。

システム面での課題は?

山口:セキュリティ面を考えると、外に公開するのは静的コンテンツのみで動的コンテンツは公開しないようにしないといけないという課題がありました。そしてもう一つがCMSの管理画面をいわゆる「ヘッドレス」というものにするかどうかという問題でした。

今回導入したヘッドレスCMSである「マイクロCMS」を使おうとすると、この要件があるとこれは無理、とか色々な制限がある。そこは松田さんが整理して調整していってくれましたね。

苦労したのはどういう部分ですか?

山口:やったことのない新しい言語やフレームワークを使ったのでそこは勉強しました。最新のものを使ったので資料が少なかったり、ドキュメントが英語だったりで大変でしたね。

また、マイクロCMS自体が現在進行形でどんどん機能が増えたり改善されたりしているので、開発途中で突然仕様が変わったりということもあり、その点も対応に苦労しました。

松田:そんなことは微塵も感じさせられませんでした。「あれをやりたい」「これをやりたい」って言った時の「大丈夫ですよ、やってみますよ」が非常に頼もしかったです。

また、打ち合わせでは山口さんにもいきなりクライアントの前に登場していただくこともあったのですが、臨機応変に対応していただけたのも大変ありがたかったです。

一番大変だったのは?

山口:あれは焦りましたね。ファーストリリース時に想定しなかった不具合が起きたとき。

松田:あの時は頭が真っ白になりましたね(笑)。その後のリリースは鮮やかにいったんで今ではいい思い出です(笑)。

あのような状況でも突貫で環境を作っていただき、また次々にいろいろな対策案を出していただきました。「どうしよう」みたいな止まった動きではなくどんどん動いてくださったので本当に助かりました。落ち着いて原因を探り、策を出していただいたことで、クライアント様にも安心していただけましたし、解決に導いていただいたと思います。

使いやすいから億劫にならず楽しみながら更新でき、
更新頻度も以前に比べ大幅にアップ

実際に完成してみていかがですか?

松田:もともとの銀行様のご要望、「スピーディーに情報を発信していきたい」といった部分では、管理画面がとにかくシンプルでわかりやすいので好評です。マニュアルはご用意したんですが、どなたでもすぐにわかる管理画面になったのですぐに慣れていただくことができ、ここの課題は問題なく達成できました。日々たくさんの更新をしていただいて、発信回数も増えているようです。

山口:本当によく更新していただいていますよね。

松田:なんか触っていると面白いそうです(笑)。銀行様の中で「こんなこともできるんだ」「こんな記事を作ってみよう」とか、楽しみながら使っていただいているようです。

また、以前はpdfを載せる形でのお知らせ発信だったんですけれども、記事の形にしてテキストを入れているのでSEO的にも向上したと思います。

公開後、運用の方はいかがですか。

松田:運用も本当に滞りなさすぎてこんなにスムーズでいいのかって言うくらい(笑)。

公開時のドタバタが嘘のように運用できています。何か困ったことがあれば早めにレスもいただけるし、「CMSでちょっとこういうことがしたい」と言ったら検証していただけるし、とても助かっています。

エフ・クルーズに依頼し、振り返っていかがでしたか?

松田:まずは何でもすぐに対応していただける。開発中にすぐ「やってみます」と言ってくださることがほとんどでした。進行するごとに私の中で信頼感が芽生え、頼り甲斐を感じました。

また何より、山口さんがいろんな人とコミュニケーションをとってくださるので、一部を依頼したというより、チームの中に一緒に入ってもらって並走できたっていうのはすごく感じました。飲み会もご一緒したりしてチームワークはさらに強くなりましたね(笑)。

今も運用をご一緒させていただいていますが、今後もお力添えをいただければと思っています。

株式会社OTOSO
株式会社OTOSOは「Webサイト制作」「デジタルメディア」「紙媒体」「キャラクター制作」「ロゴ制作」をはじめとして、クリエイティビティの発揮できるコンテンツの全てを制作しています。素敵なものづくりのお力添えができるよう、常にお客さまに寄り添い、ともにじっくり考えながらクリエイティブなものづくりを行なっています。

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